カフェの開業は 夢というより 真面目な妄想でした

2020年9月7日

Doodleのカウコーヒー

Doodleをオープンしてから閉店するまでの間に、
「どうしてカフェを始めたの?」
「カフェをやるってどんな感じですか?」
「どうしたらお店ができるの?」
とふらりと立ち寄ってくださる
結構な人数のお客様から聞かれました。

「どうやったら?」
うーん、そう言われるとなかなか難しい。
ひとことで簡単に答えるなら、
「始めると決めて始めたから」。
だって最初はただの「妄想」だったのです。

それと同じくらいお店をオープンした時、
「夢が叶ってよかったねー」
とみんなに言われました。
その度にわたしは
「え、夢が叶った?、いやいや、
わたしの夢はお嫁さんなんだけど、
それ叶ってないからお店始めたんだけどね」
と思うのでした(笑)

だから子供の頃からお店をするのが夢でした、
という人たちとは全然違って、
カフェとかやるのって楽しそう!という、
どちらかというと夢というよりは
妄想を実現したに過ぎませんでした
(それはそれで別の意味ですごいかもと、
自分でも思わなくはない笑)。

Doodleのサインボードイラスト

でも、その「楽しそう」の中には、
少しでもこれからの自分の人生を
わくわくしながら生きて行きたい、
やりたいと思っていないことをするより、
少しでもやってみたいなと思う方向に行ってみよう、
これまでもいろいろな人に助けてもらいながら
生きてきたわけだし、
これからは少しは自分が誰かの役に立てるようなことを
自分らしく出来たらいいなーだったり、
今、やらなかったらあとで
あの時だったら出来たのに・・・
とやらなかったことをいつまでも後悔するなー
という思いがありました。

だから妄想とはいえ、
決して適当な気持ちで始めたわけではなく
自分がやってみたいと、
ちゃんと真剣に願って始めたことには
間違いありません。

でもずっと前からの夢を叶えて
カフェをはじめたいと思う人たちは、
すでにちゃんとご自身でいろいろ勉強されたり、
経験を積まれてプランを立てて
動いていらっしゃるので
わたしの乏しい経験はまったく
参考にはなりません笑

でもわたしと同じように道に迷い
ぼやっと妄想レベルで考えている人たちには
ちょっと参考になるかもしれません。

結果的に道楽でもないのに、
妄想を実現するなどという
大それたことをやらかしてしまったのです。

どれだけ大それていたのかと言うと、
カフェを始めるにあたって、
・飲食店でのバイト経験なし
・簿記の知識なし
・経営やビジネスに興味なし
という自営業では極めて重要な要素に
致命的に関心がなかったことを白状します。
(なめとんのか!?と怒られそう)。

今だからこそ、
大それたことをやらかしたんだと
気がついたわけですが、
始める時はこれが重要だとは
あまり考えておらず、まずは
「ワクワクするやりたいこと」
を始める方が重要と思っていた
能天気さん(←アホ)でした笑

Doodleのキャラクター「天使とくまえる」

そうしてお店を始めたわけですが
それがよかったのかというと、
結論から言うと、
こうしてただ振り返り始めた段階では、
「あー、わたしってアホだったなぁ、
やめておけばよかった」
とやったことをまるで後悔していない
と言えば嘘になる、というのが本音です。

だから、
わたしと同じような誰かに
お店をやってみたいと相談されたとしたら、
「うーん、悪いことは言わないから
やめておいた方がいいよ」
とわたしもいろいろな人から
散々言われた言葉が出ると思います。

でも、それは「お金」という側面から
見た時だけの話です。

それ以外のことについて言えば、
お店を始めて経験したことは
戸惑ったり苦しく感じたりすることも
もちろんいっぱいあったけど、
それでもとても楽しく、
いろいろな発見と人との繋がりの不思議さや
ありがたさや嬉しいこと、
感謝することの連続で成り立っていて、
これまでの価値観を180度変えてしまうような
そんな豊かな経験でした。

もうひとつ言えることは
そんな妄想レベルのわたしでも
お店を始めることが出来た、ということです。

スタートが「妄想」でもやりたい、やる!と決めれば、
実現できるんだなぁって、やってみて思ったりして。

もちろん実現の仕方はいろいろで、
お金をかけるやり方もあれば、
低予算できる方法もあるわけで、
緻密に計画的に比較検討したりしながら
できるだけコストを抑えてやるに越したことはありません。

わたしの場合、妄想を実現した結果、
反省点は富士山よりも、
ハワイ島のマウナケア山よりも高い山ほどあるけど、
やった結果、得たものも大きかったと思うのも本音です。

「妄想」だからとダメと諦める必要もなく、
やってみてもいいじゃん、と凝りもせずに思うのです。