マウナケア星空ツアー

2020年9月7日

星空ツアー

ハワイ島で一番人気のオプショナルツアーは
おそらくいつも予約でいっぱいの
マウナケアの山頂から星を見る星空ツアーだろう。

午後にのんびり出発して、
ゆっくりと山頂を目指したと思う。

午前中はホテルのビーチで泳いで、
それからツアーのワゴン車に乗って出発。

途中にはアップダウンの激しい山道もあって、
ドライバーがそこに差し掛かると、
その度に大声でゲストたちに
「ホールド・オーーーン!(つかまれーー!)」と叫ぶ。

すると車がストンって落ちる。
まるでジェットコースターだ。でもなんだか楽しい。

ツアーのゲストたちもみんなで悲鳴をあげて
笑いながら、車にしがみつく。

ワゴン車は途中、
高山病の予防のために何度も休憩しながら徐々に
高度をあげていく。

途中、広大な敷地のパーカー牧場の馬たちとも触れ合う。

マウナケアはなだらかでおだやかな山で、
車で頂上まで行けてしまうけど、
実は高さは富士山よりずっと高くて、4203m もある。

最初はキャミソールに短パンだったのに、
休憩のたびに1枚、また1枚と重ね着していって、
最後はツアーが用意してくれた
ダウンジャケットを着込んでもまだ寒い。

マウナケア山頂

だんだんと日が暮れる頃には山頂に近づいていて、
そこから見たサンセットは、
今まで見たこともない雲海の中に太陽が沈んでいく光景。

マウナケアのサンセット

雲海がオレンジ色に染まる中、
空には淡い透明な青が広がってる。

気がつくと、涙があふれて止まらない。

どうしてなのか、
何に対してなのかもわからないけど、
なぜか「ありがとう」と心の中で何度もつぶやいていた。

朝日を見ると、
「今日も頑張ろう」という気持ちになり、
夕日を見ると、
「今日もありがとう」という気持ちに自然となる。

普段は余裕がなくてサンセットを見ることもなく、
夕日に感謝する気持ちなどまったく思い出せないけど、
これってとても大切なことなんだとふと思う。

その後、頂上で軽いディナーを済ませると、
もうあたりは真っ暗。

人はたくさんいるのになぜかシーンとしている。

ガイドさんについて、
空を見上げると夜空いっぱいに星が張り付いている。

そして空のそこらじゅうで星が流れている。

さっきまで寒くて震えていたのに、もう寒くない。

地球って、星だったんだ・・・、
宇宙にある星のひとつなんだと、頭じゃなくて心で感じた。

2020年追記:
その後、2016年にハワイ島を訪れた時に、
再度、星空ツアーに参加しました。
以前はサドルロード(馬の鞍のような道路)
と呼ばれていた道路は2013年に再整備が完了して、
ダニエル・イノウエ・ハイウェイという
名前になっていました。
あのホールドオーーーンと叫びながら
車にしがみつきながら走った
アップダウンのある道路はもう快適な道路に
生まれ変わっていて、
ちょっと寂しく感じたのでした。